部分発作てんかん薬ラメズとエクセグランの違い

ラメズとは、ラモトリギンを主成分とする抗てんかん薬です。
作用機序としてはナトリウムチャネルを阻害することで、グルタミン酸などをはじめとする興奮性神経伝達物質の遊離をブロックし、てんかん発作を引き起こさないようにコントロールする作用があります。
主にてんかんでよく見られるけいれん作用に対する効果が強いとされています。
これにより、てんかん症状の中でも、ひきつけ、けいれんなどを抑える事が可能な薬です。
適応としては全般発作、部分発作のどちらでも効果があり、小児から成人まで幅広く利用が行われています。

そのようなラメズとは違う部分発作などのてんかんに適応の薬があります。
それがエクセグランです。
エクセグランは、ゾニサミドを主成分とした抗てんかん薬で、同じく部分発作や全般発作に対して使用される薬です。
パーキンソン病症状やアルコール依存などにも使われますが、この薬とラメズを並行して服用する事が可能となっています。
その理由は、作用機序が異なっているからとされています。

エクセグランは抗てんかん薬には珍しく、発作活動の伝搬を遮断するタイプの薬で、イオンチャネル双方を防ぐだけでなく、炭酸脱水酵素阻害薬としての効果を発揮します。
それにより、グルタミン酸受容体に対しての調整作用を引き起こす事でてんかん症状の予防効果が現れるのです。
ラメズがグルタミンの遊離を防ぐ一方、エクセグランではグルタミン受容体に作用するという違いがあるので、相互作用が起こりにくく併用できると言えます。

なお、どちらの薬剤にも副作用がありますので安易な使用は避けるべきです。
エクセグランもラメズも同じSJS症候群を併発するリスクがありますので、医師の指導のもとで処方された物のみを使用するようにしましょう。